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屋根の健康状態の話 ※セメント瓦編

2019.07.14
本日は屋根材のセメント瓦、モニエル瓦の健康状態について、話をしたいと思います。


そもそもモニエル瓦と、セメント瓦の違いはその製造方法の違いに有ります。


セメント瓦の製造方法は名前の通りセメントを主原料とし、型枠にいれてプレス、脱水、成型したものです。セメント瓦は戦後復興の限られた資材の中で、焼き物の陶器瓦に比べ、精度が高く、大量に生産できたので日本中に広まっていきました。


モニエル瓦は水分の少ないセメントを真空ドレン機による押し出して成型します。


ところてんのような製造方法です。


その際に、着色スラリー層という色を付けるのですが、この塗装が不具合を呼んでしまっていました。



セメント瓦とモニエル瓦はどちらも似ています、今回のブログでは劣化症状を合わせてみていきたいと思います。
写真はセメント瓦です。

屋根の瓦の切り口が真っ直ぐになっています。


健康状態の判断としては

塗膜劣化
塗膜の劣化は表面のカビコケで判断します、

撥水性が落ちるとセメントの吸水性からカビが生えやすくなります。
棟釘の劣化
銅線で施工されている場合もありますが、
風等の影響で浮いてきます。
これは火災保険で修繕できる場合があります。
割れ
瓦の割れ、脱落です。
セメント瓦、モニエル瓦この瓦の1番の問題点は


もう製造をほとんどしていないという事です。



特に、当時たくさん出ていました、クボタさんのセンチュリオンだったり


トヨタホームさん等でよく使われていた、ホームステッド等はもう製造終了しており、手に入りません。



割れたりすると、差し替えれないので、接着固定になってしまうという事です。




少しでも屋根材自体の劣化を防ぐためには、定期的な塗り替えが必要だという事です。



セメント瓦、モニエル瓦の改修方法は大きく2つです。



葺き替えか、塗装です。


葺き替えについては、棟(屋根のてっぺん部分のみ)も可能にはなっています。






塗装
塗装は割れた箇所等有れば接着をして、塗っていきます。


この時の下地処理が非常に大切になりますので、この話はまた別の機会に伝えさせて頂きます。
葺き替え
セメント瓦から、陶器瓦の葺き替えです。


現在のガイドライン工法になっており、耐震性は申し分ないです。

重さもセメント瓦と陶器瓦は変わらないので屋根が重くなる心配もありません。
セメント瓦、陶器瓦、モニエル瓦と見分けもわかり難く、様々な種類があります。


各屋根材ごとに、チェックポイントが違いますので、ぜひ、ご相談ください。



豊田市域で屋根外壁塗装・張替はガイソー豊田店にお任せください。


   ガイソー豊田店  大和 正直

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